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  • 執筆者の写真岡 麗 lumeto salon

『分かちあう輝き』麗ノベル〜ノベルセラピー作品〜


3つの島に囲まれた 海底の白い砂浜までも透き通る青い美しい海

その海へ静かに泳ぎ出した一人の女の子シー


その海はそれは見事な美しさで 真っ白で綺麗な珊瑚礁の中に、

黄色や青い色とりどりのさかなたちが、まるでお花や星の輝きのように見える海です


18 歳になったシー 少女と大人のちょうど境目に立つ 健康的に日に焼けていてウェーブの美しい黒髪のシー


輝くように美しい白いビキニ姿で温かく包み込んでくれるような青い海へと

海の中の住人たちを驚かせないように、静かに、少し緊張も感じながら様子を伺うようにして美しい青い海へと泳ぎ出しました


シーは、少しずつ美しく温かな海にも慣れてきて

さかなたちが泳ぐシーの周りに集まってきました シーはリラックスしてさかなたちと泳ぐことを楽しんでいました


さかなたちと溶け合うようにすっかり仲良くなったシーへ、

さかなたちが教えてくれたのです


この美しい海の底には、

木箱に入った地球からの恵みである色とりどりの様々な美しいクリスタルたちが

隠されていることを


シーはその宝箱を探すことにしました


目を凝らしながら 海深くまで潜って探していたシーの目の前に

黒い灰のような亡霊のような影がヒュ〜と出てきました


それは太古の昔からこの海底エリアを守っている三人の男の亡霊でした


この亡霊たちは、海の兵士や王のように 長い槍と冠のようなものを纏い

シーに向かって ”ここで何をしているのか” と立ちはだかりました


ケンカや力づくでは負けることが一目でわかっていたし

そのやり方でこのまま進むことが 決して嫌だったシーは、


この海底に眠っているクリスタルの輝きたちが、今の人たちに必要であること

そのクリスタルの輝きを分かち合い みんなが笑顔になることで クリスタルは減って無くなってしまうどころか、

みんなのハートから新しいクリスタルが目の前に現れること


一人一人から現れたクリスタルは、みんなの大切なものとして

どんどん増え 輝き増してゆく....


シーの中にあるイメージを、亡霊の男たちが詳細に描けるように

シーは歌って語って聴かせました


そのイメージが亡霊の男たちの内側にありありと広がったとき 自分たちは太古の昔からずっと 恐れ によりクリスタルを守ることに

取り憑かれていたことに気がつきました


その瞬間、男たちのハートから光が溢れ

男たちが立ちはだかる場が、その光によって開かれ

海底の奥底が照らされ、シーの探していた宝箱がそこにありました


宝箱を見つけたシーは 岸へ上がり 自分のホームタウンへと戻り、美しい海から持ち帰った色とりどりのクリスタルたちを自由に誰でも見れる小さなお店を開き、そこへ訪れる人たちと共有することをはじめました


お店に訪れた人たちは、クリスタルを自由に思う存分楽しむことができ

クリスタルから輝きとインスピレーションを受け取ることが出来ました


またシーは、どのクリスタルが今自分に必要なのかを迷っている人たちに

ほんの少しのアドバイスと、今必要なクリスタルをいくつか見つけてあげ

その中から自分で必要なものを選んでもらうこともはじめました


クリスタルは貸し出しもできるけれど、いつもみんなで大切に共有することが出来ました


なぜならこのクリスタルの中から、 自ら自分に必要な輝きを選び、ハートに共鳴して自分だけの輝きを見つけることが、

いつでも 誰にでもできると分かったからです


みんなで大切に分かちあい 一人一人の輝きにあうクリスタルは 訪れた人のハートが喜ぶたびに、ハートの輝きは溢れ、ハートからポロンと自分だけのものがいつも手に入るような仕組みが、みんなとの繋がりの中で シーのお店には出来上がっていきました


シーがホームタウンではじめた小さな店は、 みんなに、そして社会に、


不安ではなくハートを喜びで輝かせることで、自分のオリジナルな輝きは

自分自身でいつでも手に入れることができると伝えました


そしてみんなとの繋がりの中で、大切に分かちあうことで

いつまでも一人一人の自分だけの輝きは増え続ける

豊かな循環の仕組みを後世の人たちに残してゆくことができました


おしまい



☆こちらの物語が、貴方の心に響いたら、ぜひ感想をお聞かせください♪




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